７月のラスト練習

早いもので、もう７月のラスト練習。
あと２回の練習で、相楽園にわのあかりの本番を迎えます。

ということで、本日は２夜のワヤンクリをぶっ通し練習～。
特に２日目の演出でツボだったところをご紹介。

・毒霧で弱っているビモの様子を表すのに、波のグヌンガンが雰囲気を醸し出します。弱っているビモをかばうようなグヌンガン。ちょうど病気の猫が木陰に身を潜めているような感じでしょうか?! 戦いのシーンではガムランのリズムに合わせてうねったり回転したりと、様々にシーンを盛り上げるのが動のグヌンガンだとすると、静のシーンのグヌンガンもいい仕事します！

・２日目のラストシーンはアリンビをめぐる、鬼のお兄ちゃんとビモとの葛藤シーン。鬼娘アリンビを取り戻そうとする鬼兄の前に現れたアリンビは、白い顔をしたそれはそれはキレイな娘さんになっており、鬼の立場からしたら変わり果てた妹の姿にショックを受けた鬼兄が心折れながらビモと戦い抜く。人は（あ、鬼か）怒りの気持ちばかりではなく、悲しいときにもこんな風に戦うんだな。。。

ワヤンクリではとにかく戦いのシーンが多く、いつもビモがんばれ！っていう気持ちで演奏していることが多いのだけれど、今年の２日目ラストシーンは、鬼の悲しみに心打たれつつの演奏になりそうです。

（な）